28歳で未経験からエンジニアになって3ヶ月が経過して思ったこと

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僕は28歳の時、前職の商社を辞め、未経験からエンジニアに転職することを決意しました。

アラサーからの未経験分野への転職を周囲に公表した時、周囲の9割の人が言ったことは、「やめといた方がいいよ」とか、「理解できない」と言った類の内容。

まぁ、そんな反対意見は、僕にとってネズミの糞ほどどうでもいいものだったので、一切気にせずエンジニアの世界に飛び込んだわけですけども。

 

まぁ、何か新しいことをやろうとすると周りはみんな止めようとします。理由は簡単。新しい道へ羽ばたく他人が羨ましいからです。

彼らは自分に勇気や能力がなくてできないだけでなく、違う世界に羽ばたこうとする知り合いの足を引っ張ろうとしますからね。

 

僕の場合、自分以外で信用出来る人は嫁しかいないので、嫁からOKが出ればもう最終稟議完了。ってなわけで、28歳から華麗なエンジニアデビューを果たしたわけです。

 

エンジニアとしての初めての仕事内容

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では、28歳未経験の男子がITのエンジニアになって、はじめての仕事はどんなものだったのか?この3ヶ月でやった仕事を簡単に振り返ってみます。

 

エンジニアとしての初めての3ヶ月の仕事内容

  • Excel vbaのシステムの開発(全体の50%ぐらい)
  • Git(SourceTree)の環境構築・初期設定
  • SQLサーバ操作(insertやdeleteなどの基本構文)
  • Redmineの導入・初期設定
  • サーバー入れ替え
  • 打ち合わせ議事録作成
  • システム説明会資料作成
  • その他雑務(一番若いから、というのもある)

ざっと並べると、こんな感じです。

 

僕が入ったタイミングは、開発が始まってちょうど1ヶ月が経ったぐらいの頃で、ほぼフルスクラッチ(新しくイチからシステムを作っていこう、的な)だったんですよね。

ということもあり、サーバやツールのインストールや初期設定などを、先輩に教えてもらいながら経験することができました。

 

この会社に就職する前、僕はプログラミングの実力を上げていきたかったので、就業前から「できるだけ開発の仕事がしたい」と伝えていました。

ただ、実際未経験からITに就職すると、初っ端からコードをガリガリ書いて開発、なんてことは、よほど環境に恵まれていないとありません。

 

そういう意味では、最初から開発に携われているのは、かなり恵まれている方かなと。(やりたかったのはJavaだけど、そこはしゃーない)

その他にもサーバーをいじったり、gitやRedmineなどの新しいソフトのインストール、環境構築などができており、総合的な満足度はかなり高め。初っ端からいい案件見つけたかなーという感じです。

 

エンジニアに転職してよかったと感じること

正直、転職前は不安もありました。

 

だって今まで6年半もの間、新卒で入った会社にずっといましたからね。前の会社では営業や人事、経営企画など、エンジニアっぽい仕事など1つもやったことがなかったです。

だけど勇気を持って転職した結果、このような良いことがありました。

エンジニアに転職してよかったこと

  1. 情報収集力がついた
  2. 質問力がついた
  3. 論理的思考力がついた

 

情報収集力がついた

エンジニアにとって、情報収集は命であると言っても過言ではありません。

日々アップデートされる情報や、エラーの解決方法、新しいシステムの開発手法など、とにかく毎日調べまくりの日々。エンジニアにとって、情報収集力は命であるということを、身を以て感じることになりましたね。

 

特に、エンジニアにとって必要と言われる「ググり力」。これ、ほんと重要。特に初心者エンジニアにとって、わからないことはほぼ全てネットに落ちています。

 

とにかく、全身全霊をかけて「調べる」ことの大切さを知りました。

 

質問力がついた

特に初心者エンジニアにとって、『良い質問ができるかどうか』というのが、今後のエンジニア人生を良いものにするかどうかを握っています。

 

忙しい上司や同僚から、いかに少ない労力と時間で最大限の答えやそれに追随する情報を引き出すか?

 

これ、死ぬほど大事。

 

特に僕は現場に入りたてのころ、これがわかっておらず苦労しました。上司からは何度もこんな風に言われましたね。

 

で、結局何がしたいの?

 

と。

 

結局、システムを作るに当たって、決まりきった正解などないわけで、目標とする完成物を作るためのアプローチは、人の数だけあるのです。(誰が書いても同じコードになるケースなんて、Hello Worldの出力ぐらいでしょう)

 

  • 自分が何をしたいか?
  • そのためにどういう手順で進めたか?
  • どこでつまづいたか?(どんなエラーが出たか?)
  • それを解決するためにどこまで自分で調べて手を動かしたのか?

 

ここまではっきりと言葉にできるまで思考し、試し、それでもわからない時に質問するわけです。

 

「僕のコードが動かないのはなぜでしょうか?」

 

こんな質問をしてるようでは、いつまで経ってもエンジニアとしてのスキルなんてつかないのです。

そんなことを学ぶ機会となりました。

関連:初心者エンジニアはまず自分の質問の仕方を見直せ!上手な質問に欠かせない7つのコツ

 

論理的思考力がついた

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エンジニアとして仕事をしていると、否応無く論理的に考える必要があるわけですよ。

理由は簡単。プログラムは、思った通りに動くのではなく、書いた通りに動くものだから。

 

おっくん
これをこう書いて、こうしたら、上手く行くはず。はい、Enter!

 

ってやっても、最初の方は、まぁ失敗しますよね。エラー地獄へ一直線。

 

実際、本腰入れて基礎を学び、論理的に考える癖をつければ、プログラミングはそれほど難しいものではありません。

ですが、最初の方はどうしても、わからないことがわからない状態が続くので、心がやきもきしてしまうものです。

 

ただ、自分にとってどれだけ難しい課題だとしても、ゴールは1つ。エラーなく動くシステムを納期までに完成させること。これ1つ。

動作の高速化や保守性などはレビュアーの先輩方が見事に綺麗にしてくれるので、初心者のうちは、とにかく動くシステムを作り上げること。これが一番大事なのです。

 

そのために、作りたいシステムのゴールから逆算し、論理的に考え、その通りにコードを書くのみ。この論理的思考力は、今後も一生生きる財産になるでしょう(伸ばし続けなければならないですが)

 

未経験からエンジニアになって辛かったこと

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とは言え、いいことばかりではありません。正直、きついと感じる部分もありましたね。

 

アラサーにして新入社員のような感覚

社会人経験が6年半もあると、無駄なプライドがどうしてもくっついてきてしまうものです。僕も例外なく余計なプライドを持っていたことでしょう。

しかしながら、未経験の分野に飛び込んだ以上、そこでの僕の立場は新入社員と同じなのです。

かろうじて新入社員と違う点は、メールの送り方やコピーの取り方、あとは議事録の書き方がわかるぐらいでしょうか。んなもん、1ヶ月研修すれば身につくもんですよね。

 

だから、毎日圧倒的に教わることが多いのです。

この3ヶ月で何度「わからないので教えてください」とお願いしたことだろうか。

 

だけど、あまりにも教えてもらう日々が続くと、これが28歳の僕にとっては結構しんどいものなんですよ。そんな僕に面倒くさがらず、いつも優しく教えてくれる先輩方にはホント感謝しかない。

 

コミュニケーションの難しさ

「エンジニアにはコミュ力の低い人が多い。」

というのは、僕がこの業界に入る前に持っていた印象であり、おそらく大半の非エンジニアもこう思っていることでしょう。実際、エンジニアの中にはコミュニケーションを得意としない人や、よくいるオタク系メガネ君が多いです。

 

だけど、だからと言ってエンジニアにコミュニケーション能力が必要ないのか?というと、全くそんなことはない。むしろ、雰囲気で顧客を喜ばせる営業職よりも、数倍コミュ力が必要となる業種です。

 

だって、システムの仕様や設計で上手く共有ができていなければ、とんでもない失敗に繋がってイチからやり直し、なんてこともありえますからね。

とにかく、チーム内でのコミュニケーションと、顧客とのコミュニケーションは、死ぬほど重要

 

とはいえ、新しい業界に入ったばかりなので、当然知らない言葉が多いし、そもそもコミュニケーションを得意としない上司や同僚とコミュニケーションを取るのは、難しいものです。

この点、慣れるまで苦労しましたね。

 

情報収集が上手くいかないと鬱になる

先ほど、エンジニアにとって情報収集力は命であると言いました。

実務に入って初めの頃は、たった1行のコードを書くにも苦労するものです。専門用語を調べてみると、その専門用語が専門用語で説明されており、何個もタブを開いて検索しまくっていると、結局何を調べたかったのかがわからなくなり・・・。

 

これは、初心者エンジニアにとってあるあるでしょう。

 

そんな時、「あぁ、なんて自分は頭が悪くて要領が悪いんだろう・・」と思ってしまってはダメです。

僕は就職して最初の1ヶ月ぐらいはこんな状態になってしまい、だんだんエンジニアとしてやっていく気力が失われていきました。

 

しかし、そこでめげてはだめ。「まぁ、そんなもんさ」とどこか気楽に割り切る勇気も必要です。

毎日めげずに少しずつでもプログラミングに触れていれば、少しずつ実力はついてくる。

必要以上に焦らず、一歩ずつステップアップしていけばいい、こう思うことでこの『ちょい鬱』状態から抜け出すことができました。

 

エンジニアに向いてる人って?

3ヶ月ITで働いてみて感じましたが、ぶっちゃけ、エンジニアとしての仕事に向き不向きなどありません

【関連】エンジニアに向き不向きなどない。考える時間があればコードを書け

 

同じように未経験からエンジニアになった人と話していると、

 

俺ってホント、エンジニアに向いてないと思うわ。。

 

こんな風に弱音を吐いている人を見かけます。しかし、極論すればエンジニアに向き不向きなどありません。 

線形代数や複雑な三角関数などを扱うエンジニアならいざ知らず、RubyやPHPなどのわかりやすい言語においては、向いてるとか向いてないとか関係ないんですよ。

 

要望のあったものを期限内に作るだけ。

 

最終的にやるべきことはこれだけですから。だから理系だろうが文系だろうが関係ない。メガネかけてようがコンタクトだろうが、それも関係ない。

強いて言うなら、エンジニアの仕事は、自分の頭で考え、試し、検証し、反省し、その結果をみてまた試す。この繰り返しです。それすらできない人は、まぁ向いてないでしょうが。

 

初めてのエンジニアとしてのお仕事の収入は?

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現在の収入は、時給1,800円。1ヶ月フルで働けば、大体30万円強の収入が入ります。まぁ悪くない金額かなと。

僕は現在派遣社員として働いていますが、派遣社員を選んだ理由は、子育てのために定時で帰る必要があったことと、社内の無駄な雑用(若いから飲み会の幹事とか)をやりたくなかったことです。

 

正直、派遣社員でもエンジニアの時給は、他の仕事に比べて格段に高いです。

 

最初に紹介された案件で、時給3,000円超えのものとかありましたからね。(これは経験3年以上が必須でしたが)一方で、僕の前職の経験を活かせる貿易事務や翻訳・通訳でさえ、時給の相場は1,500~1,800円ぐらい。

 

そう考えれば、未経験なのにいきなりこの金額がもらえるのは、エンジニアの大きな強みと言えるでしょう。さらに1年ぐらい経験積めば、時給が500円とか600円ぐらい平気で上がるらしいですからね。

 

シンプルに本業でお金を稼ぎたいなら、エンジニア最強ですよ。マジで。

【関連】エンジニア✖️派遣社員のススメ〜安定・高収入で自分の時間も確保しよう

 

ぶっちゃけ、楽しい?

えぇ、楽しいですね。

エンジニアとして就職してたった3ヶ月ですが、たくさんのことを経験しました。

 

もちろん、全てが楽しい訳ではなく、わからないことがわからない状態の時は、辛いものもありました。

それでも、自分が書いたコードが動く瞬間をみた時や、自分の作ったシステムでお客さんが「おぉ!」と感嘆の声をあげて喜んでくれた時、エンジニアにとってこれ以上に気持ちの良い瞬間はないでしょう。

 

常に学ぶことを楽しめる人や、新しい知識を得ることに抵抗のない人にとっては、この業界はものすごく合ってます。

気分がノッてる時なんかは、パズルを解くような感覚で毎日仕事してますからね。

 

残業は多い?

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残業は、ほぼゼロです。先月の残業時間は15分でした。

1ヶ月の総残業時間が15分ですよ。前の会社では考えられない。

 

ただこれは、選ぶ会社や勤務スタイルで変わるので、一概には言えないですけどね。

 

うまいこと余裕のある大企業に入れたことと、派遣社員として働くスタンスをとっているため、定時になったら即サヨナラしてます。

んで子供たちを保育園に迎えに行って、そこからご飯とお風呂と寝かしつけ、22時ぐらいから自分の勉強に充てる、最近はこんな日々が定着してきました。

 

未経験だからこそ強みを持っている

よく、アラサーで未経験からエンジニアになると、他の人たちに追いつくのが大変だよね〜とか言われます。

確かに、この歳から新しい業界の勉強を始めるのは、割とキツイ部分もあります。

しかし、未経験からのエンジニア転職組みは、生粋のエンジニアにはない強みを持っていることも間違い無いんですよね。

 

そう、前職の経験です。

 

僕の場合、前職の商社で、

  • 人事の実務経験
  • 経営企画・会計の実務経験
  • 営業スキル・コミュニケーション
  • 英語・中国語

 

などをガッツリ学んできました。

そんなスキルがエンジニアとしての仕事に活きるのか?

と疑問に思われるかもしれませんが、確実に活きると断言できます

 

今はまだ目の前のプログラムを打つことに必死ですが、エンジニアはスキルさえあれば、どんな業種にも横展開できる仕事。

例えば、顧客との仕様設計ではコミュニケーション能力が活きるし、人事システムを作る時は人事の知識が活きる、あるいは、海外の顧客を持った時は、その語学力も役に立つ。

要は、今までにやってきたことや得たスキルは、エンジニアとして仕事をしていく上で全て活かすことができるのです。

 

僕はよく周りから、「28歳でキャリアチェンジなんて、大変だね」と言われます。確かに職を変える、職場を変える、ってのは、最初の方はストレスが溜まるのも仕方ない。

 

しかし、彼らの発言の本意には「スタートが遅れて、キャッチアップ大変だね」という意味が取れるんですが、これは完全な間違い。

そもそも、ITだろうが、エンジニアだろうが、何かを始めるのに遅いということなどありません。86歳のおばあちゃんがプログラミングを学んでWEBアプリを作った、てのも有名な話ですからね。

参考:「新春インタビュー 82歳のプログラマー 若宮正子さん」NHKニュース おはよう日本 より

 

たまたま日本の企業が30代や35歳で年齢を区切っているため、転職の難易度は、年齢によって多少変わるかもしれません。ですがそんなものは面接とポートフォリオでなんとでもなる話。

更には今後エンジニア不足はますます深刻になり、30代や40代、外国人未経験のエンジニアの採用も活発化されると予想されてしいます。技術さえ磨けば、仮に就職できなくても、クラウドワークスなどで経験を積んで独立することもできますからね。

なので未経験からエンジニアへの転職は、決して「スタートが遅れた」のではなく、「別の道で技術を磨いていた」というのが正解でしょう。

 

文系、28歳、完全未経験からでもエンジニアになれることが証明できた

半年前まではプログラミングの『プ』の字も知らない僕でしたが、そんな僕も今やサービス開発に携わるエンジニア。

簡単なWEBサービスなら自分で作ってネットにアップすることもできます。

何より、システム開発者としてお金を稼いでいる以上、3ヶ月だろうが初心者だろうが、一人前のエンジニアなわけです。

 

正直、実際に実務を経験するまでは、「自分にできるのか?」「今からでも大丈夫なのか?」という不安はありました。

だけど、実際飛び込んでみたらなんのことはない、日々勉強で脳みそパンク寸前だけど、それでもなんとかエンジニアやってます。

同じようにアラサーで、「今からエンジニアになりたい」と思う人に、少しでも勇気を与えられれば幸いかな、と。

 

【文系・28歳の僕が未経験からエンジニアとして転職するまでにやった3つのこと】

 

こんな感じで3ヶ月を振り返ってみました。では、さいなら。