「退職時に有給消化できない」は嘘!賢く取得するための5つのポイント

スポンサードリンク

「今の会社を退職することに決めたけど、有給を消化できんだろうか?」

あなたは、そんな悩みをお持ちでないですか?

 

 

実際、退職するその日までガッツリ働いて辞める人もいれば、有給をMAXで消化して悠々と退職していく人もいますよね。

事情は人それぞれですが、もしあなたが

「1ヶ月ぐらいは有給消化してのんびり過ごしたい」

「次の仕事のための準備を始めたい!」

と思っているのなら、できるだけ有給は消化しましょう。

 

有給を消化しなければ、1日当たり15,200円捨ててるのと同じになります。ものすごくもったいないですよね。

労働者の平均月間賃金が304,000円(※)ですから、これを1ヶ月の労働日、大体20日で割ると、15,200円になります。

(※厚生労働省:平成 27 年賃金構造基本統計調査の概況 より)

 

遠慮することはありません。有給は、労働者に与えられた権利ですから。

 

ちなみに僕は先月、6年半勤めた会社を退職しましたが、残ってた有給はほぼ消化して、1ヶ月まるごと休みました。

今回は、退職時に有給消化を申請しづらい人に向けて、賢く有給を消化するためのポイントをご紹介しますね。

そもそも退職時の有給消化は法的に可能なのか?

そもそも、退職時に有給を消化することは可能なのでしょうか?

結論を言うと、これはもちろん可能。労働基準法の第39条により、有給休暇は保証されていますからね。

基本的に会社側は労働者の有給休暇申請を拒否することはできないため、有給休暇は退職が決まってからでもすべて取得可能ですし、まとめて消化しても何も問題はありません。

但し、以下の2つの条件を満たしている場合、という条件があるので注意してくださいね。

  1. 雇い入れの日から6カ月が経過していること
  2. 算定期間の8割以上を出勤していること

 

また、退職を心に決めたからと言って、自分勝手に好き放題休むのはオススメできません。

円満退社は絶対必要ではありませんが、最低限の引継ぎや挨拶だけは済まして退職しましょう。

でないと、自分も周囲も後味が悪くなるから。

特にあなたが同業種への転職を考えている場合、転職後も今の会社の人と顔を合わせたりすることはよくありますからね。

  • 退職日
  • 最終出社日
  • 引き継ぎのスケジュール

これらは自分で勝手に決めて申請するのではなく、会社(直属の上司)とキッチリ相談したうえで決めるようにしたいですね。

退職時に有給消化の理由を聞かれたら?

ちなみに、退職時に有給消化の理由を聞かれても、詳しく答える必要はありません。

「退職に伴う有給消化のため」と言っておけば何も問題はないですからね。

僕の勤める会社は、いい意味でも悪い意味でもプライベートを共有しまくる会社だったので、「1ヶ月何すんの?」とか「どっか旅行にでも行くの」とかめっちゃ聞かれましたけど。笑

まぁ、言いたくないなら適当に流しとけばOKです。どうせ、みんな聞くのは聞くけど、たいして興味ないですからね。

退職時に賢く有給を消化するための3つのポイント

「法的に問題ないのはわかっていても、なかなか有給消化を言い出せない」

という悩みをお持ちの人も多いでしょう。

実際、僕の会社も部署によってはまだまだパワハラ気味な人が多く、泣く泣く最終出社日まで働き詰めで辞めていった人がたくさんいました。

なので、ここからは退職時に上手に有給を消化するためのポイントをご紹介します。

1.事前に有給残日数を確認しておく

労働基準法に定められた有給休暇の日数は、勤続年数に応じて以下のように与えられます。

yuukyuukyuuka-nissuu

厚生労働省:FAQ「年次有給休暇とはどのような制度ですか。」より

一般の労働者の場合、入社後6ヶ月が過ぎ、全労働日の8割以上出勤すれば、10日の有給が付与されます。

以降は勤続年数1年ごとに一定日数がプラスされていく、という仕組み。

 

まずは、今時点で自分が何日の有給休暇を保有しているのかを確認しましょう。

会社によっては、給与明細に記載されているところもありますが、確実なのは自分で計算+念のために人事に確認

この時、まだ退職の旨を誰にも伝えていないのなら、信頼できる人事の人に聞くようにしてくださいね。

(たまに人事のおばちゃんとかで口の軽い人がいるので「あの子辞めるんちゃう?」みたいに噂を広めちゃう人がいます。人事として言語道断なんですが・・・)

2.退職日と、有給消化したい日数を上司にしっかりと伝えておこう

上司に退職する旨を伝える時に、退職日と合わせて有給消化したい日数をきちんと伝えておきましょう。

会社側は、あなたの退職日と最終出社日に合わせて、業務の引き継ぎや担当者の割り振りなどを決めなければなりません。

 

ポイントは、「退職までの充分な引継ぎ期間が考慮されたうえでの有給消化かどうか?」という点。

極端な話ですが、「今日辞めます!明日から1ヶ月有給消化します」なんてのはよくないです。大人として。

しっかりと引き継ぎ期間を考慮したうえで、有給消化しても問題ないようスケジュールを組みましょう。

 

また、あとで「言った」「言ってない」の問答になるのも嫌なので、口頭で報告したあとにメールで改めて伝えておくののもいいですよ。

「しつこいよ」と思われるかもしれませんが、後になって「聞いてねぇよ!」と言われるよりはマシ。

「改めての確認のご連絡で恐縮ですが、・・・」と一言付け加えておけば、特に嫌な印象を持たれることはないでしょう。

3.業務の引き継ぎはしっかり行う

退職後に部署のメンバーや取引先に迷惑をかけないのは、大人のマナー。

  • 引き継ぎマニュアルを作成する。
  • 後任へはしっかり時間をかけて引き継ぎを終わらせる。
  • 取引先には後任の連絡をする。

きっちりと引き継ぎは終えて有給に入るようにしましょう。

 

また、引き継ぎと同時に、手の空いた時間に机の片づけやファイルの整理なども行っておくとベター。

直前になって慌てないためにも、早めに動き出すことが肝心です。

 

4.就業規則を確認しておく

会社によっては、有給休暇以外に「季節休暇」や「リフレッシュ休暇」などを定めているところもあります。

自分が今持っている有給休暇以外にも使える休暇があるかもしれません。

今一度、就業規則の休暇に関する規定内容を確認しておくといいですね。

5.できるだけ謙虚な姿勢を見せるとGOOD

有給休暇は取って当たり前の権利ですよね。

それは、誰しもがわかっていること。わかっていることなんですが、あまりにも横柄に

「いや、権利だから文句言われる筋合いないっしょww」みたいな態度はとらないほうがいいですよ。

あくまで謙虚に、「有給を消化させてもらって、最後までワガママ聞いてくれてありがとうございます」ぐらいの低姿勢でいきましょう。

 

所詮、上司も人間。

権利であるとはわかっていても、感謝の気持ちを忘れないあなたに対して、引継ぎや挨拶回りなどで協力的に動いてくれるようになりますよ。

よくある有給消化の拒否パターン3つとその対処法

  • 辞めるやつに有給とる権利なんてない。
  • 今繁忙期だから勘弁してほしい。
  • マジかよ(露骨に嫌な顔)

など、あの手この手で有給休暇を拒否してくる会社(人)があります。

でも、そんな時にあなたが曖昧な態度をとってしまうと、余計に有給が消化しづらい雰囲気になってしまいます。

何度も言いますが、有給休暇の取得は労働者の権利ですからね。毅然とした態度で臨みましょう。

1.「こんなに忙しいのに有給消化したいなんて、非常識だ」

はい、暴論で拒否してこようとするあなたの方が非常識です。

しかし、強いメンタルを持っている人でなければ「うっ」と申し訳ない気持ちになってしまうのではないでしょうか。

こういう場合、①論理で攻め、②スパッと割り切ることが大事。

早めの引継ぎスケジュール作成により、論理で攻める

退職の意思を決め、有給消化の相談をする前に、引継ぎのスケジュールと引き継ぎ資料をキッチリと作成してしまうことです。

「どう考えても引継ぎ問題ないやん」と思わせるぐらい完璧にスケジュールと資料を作り上げ、

逆に「何が問題なんですか?」と言うぐらいに強気で交渉しましょう。

「所詮は辞める会社」と、スパッと割り切る

何を言われようが、1ヶ月~2ヶ月もすれば、あなたはもうその職場にはいません。

  • お前みたいなやつ、退職まで無視するからな。(ガキか)
  • もっと一緒に働きたかったなぁ。(うっせーよ)

と、脅しのような言葉をかけてくる人や、泣き落としをしてくる人がいるでしょう。

そんなもの、気にする必要ありません。

結局あなたが会社を退職してしまえば、2~3週間もすればあなたの話題など出なくなりますからね。

2.時季変更権を行使して引き留めようとしてくる場合

この人は↑の人よりは少し賢いかもしれませんね。

会社には、時季変更権という権利があり、労働者に有給休暇の日程を変更させる権利があります。

使用者は、前各項の規定による有給休暇を労働者の請求する時季に与えなければならない。

ただし、請求された時季に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の時季にこれを与えることができる。

労働基準法より

しかし、時季変更権は「今忙しいから」などといった理由で行使できるようなものではありません。

「事業の正常な運営を妨げる」ことというのは、余程の理由です。

しかし、それでも心配な場合は、退職日の合意を得たあとに、有給休暇の申し出をすれば問題ないでしょう。

 

例えばあなたが10月末に退職することで会社と合意したとしましょう。

その後会社が「10月は繁忙期だから11月にしてくれ」と言ったところで、あなたは既に11月は退職済み。

つまり、時季変更権の行使が実質不可能な状態にしてしまえば、何も問題はないのです。

3.有給消化分の給与が振り込まれなかった場合は

事前に会社から了承を得たにも拘わらず、有給消化分の給料が支払われなかった場合は、どうすればいいのでしょうか?

以下のような流れで対応することになります。

  1. 内容証明郵便で督促、最後通告
  2. 労働基準監督署に申告する
  3. 少額訴訟などの裁判手続き

ほとんどの場合は1の段階で支払われると思いますが、2、3、になるにつれ、体力的にも精神的にもしんどくなりますよね。

できるだけこのような事態にならないためにも、会社や上司、人事部の人たちにはきっちりと有給消化の旨を伝えておき、心配ならば念を押しておきましょう。

有給が消化できなかった場合、会社に有給を買い取ってもらえるのか?

どうしても会社の繁忙具合や後任が決まらなかったりして有給が消化できない場合、会社に有給を買い取ってもらう、という手もあります。

しかし、有給の買い取りは原則として認められているものではないんですよね。

いずれにしても、会社があなたの有給を買い取ってくれるかどうかは経営判断となります。

なかなか難しいと思いますが、会社がかたくなに「有給消化を認めない」と言うのであれば、交渉材料として有給の買い取りを持ち出すのも1つの手、となります。

その他有給消化に関するよくある疑問

その他に、有給消化に関するよくある疑問と回答をここにまとめておきます。

会社都合で退職する場合も有給は消化できるのか?

もちろん会社都合で退職する場合も、有給は消化できます。

仮に会社が30日後の退職を通告してきたとして、あなたに40日分の有給残日数があったとします。

この場合、会社は有給休暇取得のために退職日を動かすことは基本的にしません

もしも退職日を後ろ倒しに協議できるのならしてみましょう。あくまで会社が了解しないといけないですが。

それでも会社側が退職日をずらしてくれないのなら、残った有給の買い取りを申し出てみましょう。ただし、これにも会社の了解が必要となりますのでご注意。

有給消化中に短期のアルバイトを行ってもいいのか?

有給消化中と言っても、あくまで従業員であることに変わりはありません。

就業規則に「副業可」と記載があればOKかもしれませんが、副業を禁止している会社の場合、就業規則違反となります。

就業規則違反は、最悪、解雇の対象となりえます。

解雇まで行かなくても、退職金がもらえなくなったり、不利になることがありますので、就業規則をよく確認しておきましょう。

最後に~有給消化中の時間は有意義に過ごそう

さて、せっかく勝ち取った有給消化の権利。

久々に学生気分に戻ってダラダラしてもいいですが、せっかくなので有意義な時間にしましょう。(ひさびさにダラダラするのも有意義、と言えなくもないですが…)

  • 1週間~1ヶ月の長期旅行に行く
  • 次の職場に向けてスキルアップのために自己研さん
  • 今まで忙しくてなかなか会えなかった人に会いに行く

僕の場合は、前の会社を辞めた後にエンジニアに転職する」と心に決めていたので、有給消化初日からプログラミングスクールに通い出しました。

人間というものは意志の弱い生き物なので、一度ダラダラする癖がついてしまうと、なかなか抜け出せないですからね。

 

次の職場が決まっていてもそうでなくても、ムダに時間を過ごさないことが大事。

働いていた勢いそのままに、快適な有給ライフを過ごすようにしましょう。

それでは。


僕が厳選したオススメ転職エージェントがコチラ