離乳食の進め方って難しいですよね。
何が難しいって、「いつ、何を与えたらいいのか」の見極めが一番難しい。
また、アレルギーや赤ちゃん自身の好き嫌いに気を遣いながら毎日離乳食を準備するのも大変なことです。
そこで今日は、これから離乳食を始めたいと思っているあなたへ、
基本的な
- いつ、何を与えればいいの?
- 初期、中期、後期っていつなの?
- いつから大人と同じ食事を食べさせていいの?
などをお伝えします。
離乳食導入から終了までの全体の流れを把握して、スムーズに離乳食を進めていきましょう。
もう迷うことはなくなりますよ。
Contents
そもそも「離乳」ってどういうこと?
まずは、基本の「キ」から。離乳食とは、読んで字のごとく乳を離れること。
つまり、今まで母乳やミルクなどから栄養を摂取していた赤ちゃんが、食事から栄養を摂るようになることなんですね。
そのための食事を、離乳食と言います。
赤ちゃんは、ママの体内から栄養分をもらって産まれてきます。
しかし、その栄養は生後7ヶ月ごろまでになくなってしまいます。
そのため、生後5~6ヶ月ごろを目安に、食事から栄養を摂りはじめる必要があるのです。
離乳食開始の目安
では、離乳食を開始するのは具体的にいつ頃でしょうか?
一般的には生後5~6ヶ月からですが、以下を目安にすると良いでしょう。
- 首がしっかりと座っている
- 背中を支えると座れる
- 食べ物に興味を示す
など。これらの様子が見られたらまさに離乳食開始の合図です。
離乳食の「初期」・「中期」・「後期」っていつ?
よく離乳食初期・中期・後期と言うけれど、一体いつが何期なんでしょうか。
すごくざっくりと分けてますが、これを参考にしてください。
- 離乳食初期…生後5~6ヶ月 ⇒ゴックン期
- 離乳食中期…生後7~8ヶ月 ⇒モグモグ期
- 離乳食後期…生後9~11ヶ月 ⇒カミカミ期
- 離乳食完了期…生後12~18ヶ月 ⇒パクパク期
但し、これらはあくまで目安です。
赤ちゃんの成長は様々ですので、無理にこの通りの離乳食を与える必要はないありません。
スムーズに進まなければ立ち止まってもOK。
離乳食を食べてくれなくてイライラしたり、よその赤ちゃんと比べて焦る必要はないですよ。
成長の速い遅いは赤ちゃんの個性。
他人のことは気にせず、少しずつ赤ちゃんがいろんなものを食べられるようになることを、赤ちゃんと一緒に楽しみましょう。
ここからは、離乳食初期~完了期までの特徴をまとめておきます。それぞれの時期の目安を参考にしてみてください。
離乳食初期ってどんな時期?
まずは離乳食初期。いわゆるゴックン期と呼ばれます。
この時期は、飲みこむことを覚えるための訓練期間。食べ物を噛んだり、モグモグしたりすることを教える必要はありません。
離乳食初期に必要な栄養素は、主にこの3つ。
- 鉄分
- ビタミン
- たんぱく質
糖分→ビタミン→たんぱく質の順番に与えていけばOKです。
離乳食初期のポイントは、以下の通り。
- 赤ちゃんの機嫌がいい時に始める
- 初めて与える食材は1日1品1さじから
- 食べさせる時間は、午前中がオススメ。
- 授乳とセットで
- まずは10倍粥から
- 2週目以降は野菜ペーストに挑戦
- 慣れてきたら白身魚や豆腐にもチャレンジ
その他の離乳食初期のポイントはコチラ。
離乳食中期って?
続いては離乳食中期。生後7~8ヶ月ごろの離乳食を離乳食中期(モグモグ期)と言います。
この時期は、舌を上下に動かし、「モグモグ」することを覚えることが目標の時期。
この頃から1回食だったものを2回食にしていきます。
時間は午前と午後。午前と午後の間には4時間以上空けるように注意してください。
離乳食初期に比べ、食べられる食材の量が増えます。お粥に加え、炭水化物なら細かく刻んだうどんやちぎったパンを与えてもOK。
離乳食初期から離乳食中期にスムーズに移行するためのポイントはこちら。
離乳食後期ってどんな時期?
離乳食初期、離乳食中期を超え、生後8~11ヶ月ごろの時期を離乳食後期と言い、歯茎で食べ物を噛む練習をすることから、カミカミ期と言われます。
この時期から、朝・昼・夕の3回食に移行します。
「えぇ、2回でも大変なのに、3回になるの!?」
そうです、3回になります。離乳食は大変です。
でも、赤ちゃんが「食事」という、日常なくてはならないものを覚えるため、もうひと踏ん張りしましょう。離乳食後期のポイントは、以下の通り。
- 1日3回食に。朝・昼・夕。
- お粥は、主に5倍粥を使用。
- 授乳は赤ちゃんが欲しがった時に与えて良い。
- 食材の固さは、歯茎で潰せるぐらいの固さに。
- 味付けはまだまだ薄味で。
離乳食後期の食材選びや食べさせる時のポイントは、こちらの記事に書いています。
離乳食完了期って?
生後12ヶ月~18ヶ月。
つまり1歳を過ぎると、離乳食完了期(パクパク期)と呼ばれます。
実際、赤ちゃんはほとんどの食材を食べられるようになるので、大きさや固さに気を付ければ、大人の食事を摂り分けていけばOKです。
いよいよ、離乳食卒業!
ですね。ただし、一部の食材には注意してくださいね。
蕎麦や落花生など、強いアレルギーを引き起こす可能性のあるものはもうしばらく避けておきましょう。
離乳食完了期に関する記事はこちら。
最後に
離乳食って、ほんとに大変ですよね。
生後6ヶ月から食材選び、買い物、料理。また、なかなか食べてくれない赤ちゃんに悩まされることもしばしばあるでしょう。
でも、ここであなたがイライラしたり、怒鳴ったりしては、赤ちゃんが食事そのものを嫌いになってしまいます。
楽しく食事をすることが何より大事なことです。また、
- 食材にこだわりたい!
- だけど、色々と手間をかけるのが面倒!
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周囲の協力も不可欠だと思いますが、楽しい家庭を目指し、毎日の食事を楽しく。
そして快適な子育てライフを送りましょう。それでは!